
歯を矯正したいけれど、矯正歯科がたくさんあってどこを選べばいいのかわからない。そんなお悩みを持っている方も少なくありません。この記事では、失敗しないための矯正歯科選びのポイントについて紹介します。
また、自分に合った矯正歯科の見極め方や矯正歯科選びでのよくある質問も紹介しますので、矯正歯科選びに迷っている方は、ぜひご覧ください。
失敗しないための矯正歯科選びの10のポイント

歯科矯正は治療期間も長く、費用も高額になる場合があります。慎重に選びたいけれど多くの矯正歯科が存在し、どこを選べばいいのかわからないという方もいるでしょう。
失敗しないための矯正歯科選びは主に以下のポイントを重視しましょう。
- 日本矯正歯科学会の認定医が在籍している
- 自分に合った費用設定・支払い方法がある
- コミュニケーションがとりやすい
- 事前に治療計画をわかりやすく提案してくれる
- 複数の治療法を提案してくれる
- 治療のメリット・デメリットを説明してくれる
- 矯正中のトラブルに対応してくれる
- 矯正用の設備が充実している
- 通いやすい
- 院内が清潔で手入れが行き届いている
それぞれのポイントについて詳しく紹介していきます。
日本矯正歯科学会の認定医が在籍している
矯正歯科選びで大切なのは、日本矯正歯科学会の認定医が在籍していることです。矯正歯科の診療科目を見ただけでは、医師のどの程度の経験やスキルがあるのかがわかりません。
知識や経験のある矯正歯科医がいると判断する指標となるのが、日本矯正歯科学会が定める『認定医』であることです。日本矯正歯科学会は日本最大の矯正歯科学会で、認定医には5年以上の矯正歯科に関する専門的な研修を受け、診療活動ならびに学術活動の実績が求められます。
認定医の資格審査は症例審査が行われ、合格した後の5年ごとの資格更新では研修単位取得の実績と症例報告の更新審査に合格しなければ更新できません。認定医という称号は、矯正歯科の経験や十分なスキルを持っているという指標となります。
安心して治療を行うためにも、日本矯正歯科学会の認定医がいる矯正歯科を選びましょう。
自分に合った費用設定・支払い方法がある
歯科矯正は自由診療であるため、歯科医院によって費用設定にばらつきがあります。自分に合った費用設定や支払い方法ができる矯正歯科を選ぶことが重要です。
矯正歯科によっては、事前に矯正治療の全ての治療費を総額で示すトータルフィー制度(矯正治療費定額制)を導入しています。通院ごとの個別払いでは、治療期間が長引いた分の調整費や追加費用が必要になる場合がありますが、トータルフィー制度では、治療回数が増えても基本的に追加費用は発生しません。トータルフィー制度であっても、装置の紛失などの場合は追加費用がかかることもありますので、医師に万が一のケースを聞いておくと安心できます。
また、支払い方法も現金払いだけでなく、クレジットカードやデンタルローンを使える矯正歯科もあります。歯科矯正は高額な費用がかかるので、後悔しないためにもしっかりと費用設定や支払い方法を確認しておきましょう。
コミュニケーションがとりやすい
治療期間が数年に渡り、装置のメンテナンスや治療で通院回数も増える歯科矯正では、医師とのコミュニケーションが重要です。担当の医師と良いコミュニケーションを築けるかどうかで、治療計画の理解や矯正のモチベーション維持にもつながります。
また、トラブルが起きた際や不安がある場合にも、コミュニケーションがとりやすい医師であればすぐに聞くことで安心できます。対応が丁寧か、コミュニケーションとりやすいかの判断はカウンセリングの段階で行いましょう。
- 質問に対して納得がいくまで回答してくれる
- こちらの話をしっかり聞いてくれる
- 大人にも子どもにも丁寧に接してくれる
上記の項目も参考に、自分が接しやすい、丁寧だと感じた医師を選んでみてください。
事前に治療計画をわかりやすく提案してくれる
歯科矯正は、歯科医師が患者さんの状態、要望、予算に応じて適切な治療方法を選択します。事前に、どの程度の時間がかかり、どの治療法を使うのかといった治療計画をわかりやすく提案してくれる医師だと安心です。
複数の治療法を提案してくれる
複数の治療法を提案したり、患者さんのニーズに合った選択肢を提供してくれる矯正歯科を選ぶことも重要です。
歯並びや噛み合わせは人によって異なるため、一つの方法で治療できるわけではありません。いくつかの矯正方法を組み合わせることが最善の場合や、多くの人が使っている矯正方法が不向きの人もいます。
いくつかの治療法を提案する矯正歯科は、多くの症例に対応できるスキルがあるため、自分のニーズにあった矯正方法を提案してもらえるでしょう。
治療のメリット・デメリットを説明してくれる
それぞれの治療法のメリットだけでなくデメリットも説明してくれる矯正歯科を選びましょう。
どの矯正装置を選ぶかによって、治療期間や費用だけでなく、歯を動かすための力のかけかたや、滑舌への影響などが異なります。ワイヤー矯正では、ワイヤーの太さを変えることで歯を動かす力の強弱を調整できる反面、調整のために通院する頻度が増えます。一方で、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べてかける力はマイルドで調整のための通院も少なくすみますが、自宅での装置のケアが必須です。
上記の例のように、メリットだけでなく、デメリットも説明してくれる矯正歯科だと安心できます。
矯正中のトラブルに対応してくれる
矯正中のトラブルにすぐ対応してくれる歯科医院を選ぶことも大切です。
歯科矯正中には、装置の一部が外れたり、調整後に痛みを感じるなどのトラブルが起こることがあります。トラブルが起きた際にすぐ診察してもらえるか、休診日は多くないか、予約がとれるかなどを事前に調べておくことが重要です。担当の歯科医師が常駐している矯正歯科が理想ですが、不在の場合にも他の医師や歯科衛生士が対応してくれるかも確認しておきましょう。
矯正用の設備が充実している
矯正用の設備が充実しているかどうかは、矯正歯科を選ぶうえで重要です。
矯正歯科治療には、セファログラムという歯列や顔の骨格を撮影する矯正専用のレントゲン写真が不可欠です。ほかにも、セファログラム写真を分析しより的確な診断を行うソフト、神経も描出できるCT撮影、歯型の採取に用いる光学3Dスキャナーなど、矯正歯科によってその設備はさまざまです。
設備投資をしっかりと行い、最先端の技術で正確な診断や治療を行っている矯正歯科は、専門性の高い矯正に対応できると判断できます。
通いやすい
歯科矯正は治療期間も長期にわたり、通院回数も多くなることから、通いやすい環境であることは重視したいポイントです。
通いやすい矯正歯科であるかは、以下の点を検討しましょう。
- アクセスがよい
- 予約が取りやすい
- 休診日が少ない
- 自分が通う曜日や時間に合っている
- 急な診察でも対応してくれる
- 夜間診療がある
- 車で行く場合は駐車場がある
ライフスタイルに応じて通いやすいかどうかを判断し、矯正歯科選びに取り入れてください。
院内が清潔で手入れが行き届いている
口腔内を治療する矯正歯科では、さまざまな感染リスクがあるため、院内の清潔さやウイルス対策などの手入れが行き届いている矯正歯科を選びましょう。院内だけでなく、治療で使う器具や設備も清潔であることが重要です。
自分に合った矯正歯科の見極め方

矯正歯科選びで重要なのは、自分に合っているかどうかです。
自分に合った矯正歯科かどうかを見極めるには、次の2点でチェックできます。
- 納得できるまで質問する
- 矯正歯科の口コミや評価をチェックする
以下で詳しく解説していきます。
納得できるまで質問する
治療前のカウンセリングで不安に思うことや、疑問を感じたことは納得できるまで質問しましょう。わからないことがあるまま治療を開始してしまうと、医師への不信感、矯正へのモチベーション低下、仕上がりへの不安・不満など多くの悪影響が出ます。
納得いくまで質問をしてもしっかり回答をくれる医師であれば、コミュニケーションが円滑にでき、長期にわたる治療中も安心して通えます。
矯正歯科の口コミや評価をチェックする
インターネットの口コミや、家族、友人、知り合いなどの評価は矯正歯科を選ぶ際に参考になります。実際に治療を体験した感想を見ることで、自分に合っているかのイメージがつきやすいかもしれません。
ただし、インターネットの口コミや感想には、主観的なものもあるため、参考程度にとどめておきましょう。気になる矯正歯科がある場合には、実際にカウンセリングに行くなど、自分の目で確かめてみることをおすすめします。
矯正歯科選びでよくある質問

矯正歯科に行く前に、気になる疑問は解消しておきたいと思う方もいるでしょう。ここでは、矯正歯科選びをしている方が直面するよくある疑問をまとめました。
認定医と臨床指導医(旧専門医)は何が違う?
矯正歯科選びの指標となる、日本矯正歯科学会が認定する『認定医』と『臨床指導医(旧称:専門医)』の違いについて詳しく解説します。
日本矯正歯科学会の認定医になるには以下の条件があります。
- 歯科医師免許取得後に継続して5年以上に臨床研修を積む
- 学術刊行物に矯正歯科臨床に関する報告を発表する
- 日本矯正歯科学会の認定医試験に合格すること
- 5年ごとの資格更新の際、研修単位取得の実績と更新症例報告等の更新審査に合格する
臨床指導医になる条件は以下の通りです。
- 日本矯正歯科学会員として12年以上在籍する
- 日本矯正歯科学会認定医として10年以上臨床研修を行っている
- 学会の定めた10種の課題症例を自分で治療し、すべてが学会の基準を満たす
- 5年ごとの資格更新の際、診療活動・学術活動・研修単位取得の実績と更新症例審査に合格する
認定医、臨床指導医ともに厳しい基準をクリアして認定された、歯科矯正のプロフェッショナルです。
一般歯科・矯正歯科・審美歯科の違いは?
歯科医院と一口にいっても、一般歯科、矯正歯科、審美歯科の違いがあります。その違いがわからないという方もいるでしょう。ここでは、歯科の種類の違いを説明します。
一般歯科、矯正歯科、審美歯科の目的は以下のように異なります。
- 一般歯科
- 虫歯、歯周病、入れ歯治療など一般的な歯科治療をする
- 矯正歯科
- 歯並びや噛み合わせを根本的に整える治療をする
- 審美歯科
- 見た目の美しさに重点を置いた歯科治療をする
歯が痛くなった、歯茎に異常を感じた際などには一般歯科、歯並びや噛み合わせの根本治療を行いたい場合には矯正歯科、ホワイトニングや歯並びの見た目をよくしたい場合は審美歯科を受診しましょう。
カウンセリングで何を聞けばいい?
矯正歯科で治療前に必ず行うカウンセリングでは、後悔しないためにこちらからも質問をしましょう。カウンセリングで聞くべきポイントは以下の8つがあります。
- 現在の歯並びの状態
- どのような治療方法が考えられるのか
- 抜歯が必要かどうか
- 矯正治療の装置の種類
- 矯正装置のメリット・デメリット
- 治療期間
- 費用設定や支払方法
- 矯正治療で起こるリスク
質問した際にしっかりと回答をくれる医師であれば、信頼にもつながります。また、矯正歯科のカウンセリングで医師からは、歯並びで悩んでいること、どんな歯並びになりたいか、治療の期限はあるか、希望する治療法、予算などを質問されます。上記のような質問に回答できるように、理想の歯並びや予算、期限について考えておきましょう。
歯科矯正の治療費の目安は?
歯科矯正は高額な治療費がかかります。また、自由診療のため、歯科医院によっても治療費にばらつきがあります。矯正の範囲や装置の種類によっても変動しますが、一般的な相場は以下の通りです。
- 部分矯正(前歯のみなど一部分):10万~70万円
- 全体矯正:60万~160万円
トータルでどの程度の費用がかかるのか、治療前に費用を確認しましょう。
歯科矯正の治療期間は?
歯の矯正は、部分矯正で2か月~1年半程度、全体矯正で1年~4年程度の治療期間がかかるのが一般的です。歯並びや噛み合わせの状態は人それぞれのため、あくまでも平均的な期間であり、これ以上に時間がかかる場合もあります。
カウンセリングの際に、どのくらいの治療期間がかかるか確認しておくと安心です。
まとめ
矯正歯科選びで失敗しないように見るべきポイントは多くありますが、条件をクリアできる矯正歯科に出会えれば、長い治療期間であっても矯正治療へのモチベーションを維持し続けることができるでしょう。
Shiro矯正歯科では、日本矯正歯科学会の認定医が常勤しており、トータルフィー制度によるわかりやすい料金体系、最新技術を用いた設備で、患者さん一人ひとりに寄り添いながらニーズに応えられる治療法を提案しています。
また、随時受付をしている無料矯正相談では、通常は料金が発生する検査、診断までを無料で行っています。
お忙しい方やお仕事帰りの方も難なく通院できるよう、土曜日18時まで、さらに隔週で日曜日も診療を行っています。また、水曜木曜は20時30分まで夜間診療を行っておりますので、ぜひお気軽にShiro矯正歯科までご相談ください。